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道後温泉に誕生、アートも楽しめる「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」

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2017年9月、道後温泉に新たに誕生した外湯「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」。

『太古の道後』をテーマに建てられた湯屋には、愛媛の伝統工芸士たちによる技とセンスが随所に散りばめられ、さながらミュージアムのよう。

道後温泉本館とはひと味ちがうその魅力を、とことん取材レポートします。

(Text/マツキマキ photo/平家康嗣&マツキマキ)

<INDEX>

1 道後温泉別館 飛鳥乃湯泉とは?

2 道後温泉別館 飛鳥乃湯泉の【アクセス】

3 飛鳥乃湯泉の【外観】

4 飛鳥乃湯泉の【エントランス】

5 飛鳥乃湯泉の【浴室】

6 飛鳥乃湯泉の【休憩室】

7 珍しい入浴体験もできる【特別浴室】

8 飛鳥乃湯泉の【利用料金】

9 まとめ:道後温泉に行くなら、アートの祭典も楽しめる今!

道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)とは?

道後の飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)2016年から始まった「温泉総選挙」で初代の女子旅部門第1位に輝き、今や女子旅の聖地ともいわれているほど女性から熱い支持を得ている、愛媛県松山市の道後温泉。

そんな道後温泉に、2017年9月、新たな外湯が誕生しました。

その名も「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」。

日本最古の湯として知られる道後温泉には、その長い歴史にふさわしく、数々の物語や伝説が残されています。飛鳥乃湯泉は、聖徳太子や斉明天皇が訪れたという飛鳥時代(592〜710)をイメージし、細部にまでこだわって建てられました。

館内は、愛媛の伝統工芸の技を駆使したアート作品がいたるところに飾られ、現代によみがえった太古の道後を演出しているのだとか。

どんな温泉なのか、期待が高まりますね。

一応女子であるわたくしマツキが、男湯にも潜入して?!じっくりリポートいたします!

道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)のアクセス・場所は?

「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」がある場所は、道後温泉駅から道後温泉本館へと続くL字型の商店街のちょうど曲がり角のところにある、道後温泉 椿の湯のお隣です。

道後温泉駅から歩いて3分、本館へは歩いて1分。湯上り後に商店街をぶらぶら歩くのも楽しいですよ。

県外から道後温泉へのアクセスは、こちらのHPに載っているのでチェックしてみてくださいね。

コントラストが美しい飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)の【外観】

道後の飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)それでは早速、外観から見ていきましょう。

すっきりとした白壁とリズミカルに並ぶ朱色の柱。シンプルながらも力強い美しさですね。

大屋根には、奈良の東大寺や唐招提寺などに見られる鴟尾(しび)が飾られ、本館と同様、塔屋が設けられています。本館の塔屋は四角形ですが、こちらは八角形。その塔屋の上には、今にも飛び立たんとばかりに翼を広げた白鷺像が乗っています。

太古の道後へと誘う、飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)の【エントランス】

道後の飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)では、館内に入ってみましょう。

エントランスに足を踏み入れて、まず目に飛び込んでくるのが、天井から吊り下げられた幾重にも重なる網目状のシェード。雅で厳かな雰囲気が漂います。

それもそのはず、このシェードは山門をイメージしていて、太古の道後への入口であることを演出しています。しかも、ゼオライト和紙という呼吸する和紙を使っていて、空気を浄化する効果もあるのだとか。

作ったのは、愛媛県西予市に工房<りくう>を持つ佐藤友佳理さん。ロンドンでファッションモデルとして活躍していた経歴を持ち、国内外で活躍する和紙作家さんです。

道後の飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)そして、正面奥にあるのは、和釘(わくぎ)を使って描かれた巨大な湯玉の装飾壁。

松山市の白鷹刃物工房・白鷹興光さんの作る和釘は、千年の耐久力を誇る伝統の釘で、奈良の世界遺産・薬師寺西塔(せいとう)や回廊の再建でも使われています。一本一本、ていねいにたたいて作られたものなんですよ。

道後の飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)離れたり近づいたりして、じっくり眺めてみてください。

本館にはないものがある、飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)の【浴室】

それでは浴室に向かいましょう。

右手の女湯、左手の男湯、それぞれの入口にかかるのれんは、日本三大絣(かすり)の一つである伊予絣。独特の風合いと柔らかい色合いが上品です。

道後の飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)こちらは女湯。

道後の飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)こちらは男湯。

どちらも、砥部焼で作った陶板壁画がどーんと迎えてくれます。

女湯は、額田王(ぬかたのおおきみ)の歌をテーマに瀬戸の海が、そして男湯は、山部赤人(やまべのあかひと)の歌をテーマに霊峰・石鎚山が描かれています。作ったのは、きよし窯の山田ひろみさん。女性初の砥部焼伝統工芸士に認定された陶芸家さんです。

そしてこの大壁画、最先端の技術を使った仕掛けが施されているんです。

道後の飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)ほら、石鎚山が緑に輝き、雲がむくむくと湧き立ってる!

これ、プロジェクションマッピングという技術を使った映像投影で、もともとの絵に、昇る朝日や沈む夕日、飛来する小鳥や行き交う船などが映し出され、まるで動画を見ているかのよう。歓声があがること、間違いなしです。

さらに、飛鳥乃湯泉には、本館にはないお風呂も作られています。

それが、こちら。

道後の飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)なんと、なんと、露天風呂ですよ!これはうれしいですね。

壁には県内産の媛ひのきで作ったデコラパネル。浴室の陶板壁画に合わせて、女湯は海を、男湯は山をモチーフにしていて、ほんのり木の香りも漂ってきます。

坪庭には菊間瓦の行燈が置かれていて、高級旅館にも引けをとらない、風情たっぷりの露天風呂。ふだんはちゃちゃっとお風呂から上がってしまう人でも、思わず長風呂になってしまいそう。

道後の飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)もちろん、お湯は本館と同じ、加温も加水もしていない源泉かけ流しの「美人の湯」です。

湯上り後は、飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)の凝った【休憩室】

本館で観光客を喜ばせているのが湯上り後の休憩室ですが、ご安心ください、

飛鳥乃湯泉にもちゃんと大広間と個室の2タイプの休憩室が用意されています。

しかも、5室ある個室のしつらえは、それぞれ異なるという凝りようです。

「白鷺の間」

道後の飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)紙の産地として知られる愛媛県四国中央市の伊予水引を使って「白鷺伝説」を表しています。

「玉之石の間」

道後の飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)古来の染色技法である、愛媛県八幡浜市の筒描染で「玉の石伝説」を描いています。

「椿の間」

道後の飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)世界初のフルカラー表現技術を使った今治タオルで、「椿の森」を描いています。

「行宮(かりみや)の間」

道後の飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)250年の歴史をもつ、今治市の桜井漆器の技法で天皇行幸の雅な世界を表現しています。

「湯桁(ゆげた)の間」

道後の飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)華麗な装飾で知られる西条だんじりに用いられる彫刻で、源氏物語で描写された伊予の湯桁の世界を表現。トンボやちょうちょなどの虫もいて、子どもたちも喜びそう。

どの部屋も、ため息が出るほど見事な技で、道後温泉にまつわる伝説が表現されていますが、特に私が気に入ったのは、「白鷺の間」。

道後の飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)見てください、真っ白な水引が流れるように形を作り、光と陰影が作り出す美しさがステキでしょう。

道後の飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)座布団がずらり並ぶ約60畳という大広間には、国指定の伝統工芸品である大洲和紙と金属箔が融合して生まれた「ギルディング和紙」のシェードや照明が天井から吊り下げられ、優雅な雰囲気です。

そして、湯上り後のお茶菓子も、ちゃんと用意されていますよ。

道後の飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)個室休憩室は、白鷺をモチーフにしたお菓子。

道後の飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)大広間は、椿をモチーフにしたお菓子。

道後の湯に浸かって、ステキな部屋でお菓子をいただいて、ああ、幸せです。

道後の飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)大広間や個室の休憩室を利用すると貸してもらえる浴衣は、BEAMS JAPANがデザインしたもの。ソフトな色合いの動物柄がおしゃれですよね。

珍しい入浴体験もできちゃう飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)の【特別浴室】

飛鳥乃湯泉2階には、大広間・個室の休憩室だけではなく、特別浴室なる部屋もあります。

特別浴室って、いったいどんなお風呂なの? 気になりますね。

それが、こちら。

道後の飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)部屋がまるごと浴槽になっています!

この特別浴室は、本館にある皇室専用浴室の又新殿(ゆうしんでん)を再現したもの。本館では見学だけで入浴することはできませんが、ここでは入ることができるんです。

そして、入浴するときは、湯帳(ゆちょう)という専用着を着用。湯帳というのは、昔、身分ある方々が入浴するときに身につけた浴衣(よくい)で、「ユカタビラ」ともいうそうです。

道後の飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)湯帳は3色用意されているので、好きなものを選びましょう。

この湯帳、濡れても重くならないように、生地が工夫されているんですよ。

道後の飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)特別浴室には休憩室も設けられていて、浴室との仕切りに、伊予簾(いよすだれ)で作った繊細な編みの御簾(みす)が掛けられています。セレブ感たっぷり!

ただし、ここではお湯の中に入るだけで、石鹸やシャンプーで体や髪を洗うことはできません。体や髪は1階浴室で洗ってくださいね。

コース別に紹介。飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)の【利用料金】

道後の飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)みどころ楽しみどころたっぷりの道後温泉別館 飛鳥乃湯泉。その入浴コースは次の4通りです。

1 入浴だけを楽しみたい方向け

【利用できる施設】1階浴室(入浴のみ) ※利用時間は90分以内

料金/大人(12歳以上)600円、子ども300円

営業時間/7〜23時(札止め22時30分)

2 入浴+大広間でゆったりくつろぎたい方向け

【利用できる施設】1階浴室、2階大広間 ※利用時間は90分以内。貸浴衣、お茶・お菓子付き

料金/大人1250円、子ども620円

営業時間/7〜22時(札止め21時)

3 入浴+個室でのんびり休憩したい方向け

【利用できる施設】1階浴室、2階個室 ※利用時間は90分以内。貸浴衣・貸しタオル、お茶・お菓子付き

料金/大人1650円、子ども820円

営業時間/7〜22時(札止め21時)

4 特別浴室での入浴も楽しみたい方向け

【利用できる施設】1階浴室(入浴)、2階特別浴室(入浴と休憩) ※利用時間は90分以内。貸湯帳・貸浴衣・貸しタオル・貸バスタオル、お茶・お菓子付き

料金/1組2000円+大人1650円、子ども820円

営業時間/7〜22時(札止め20時40分)

道後の飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)本館や椿の湯にはシャンプー・コンディショナー・ボディソープ・ドライヤーは置かれていないのですが、飛鳥乃湯泉は完備されています。ちなみにアメニティは、椿を縁として平成26年3月から松山市と協定を締結している資生堂のTSUBAKIシリーズなのもうれしいところ。

道後の旅は、アートの祭典も楽しめる今年が特におすすめ

道後温泉が女子旅の聖地に!道後オンセナート 2018へ行ってきた

館内いたるところに、愛媛の伝統工芸によるアートが盛り込まれた「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」ですが、道後では、4年に一度のアートの祭典『道後オンセナート2018』も、2019年2月28日まで開催中。蜷川実花や祖父江慎、宇野亞喜良など、国内外で活躍するアーティストによる、道後温泉とコラボしたアートやイベントでとっても盛り上がっています。道後温泉の旅は、新湯とアートで沸く今年が特におすすめです!

なお、道後温泉本館は2018年秋から7年かけて保存修理工事に入る予定ですが、工事期間中も部分的に入浴できるので安心してくださいね。

道後温泉別館 飛鳥乃湯泉【どうごおんせんべっかん あすかのゆ】

営業時間:7:00〜23:00(コースにより異なる。本文参照)

定休日:なし(年1回臨時休館あり)

Web: https://dogo.jp

住所:愛媛県松山市道後湯之町19-22

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